【#気になる疑問】「メン・イン・ブラック」組織の運営費はどこから出てるの?

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 この記事について

  • この記事は、私が気になった疑問を調べてみる記事です。

みなさん、こんにちは。

映画「メン・イン・ブラック」といえば、何を思い浮かべますか?

  •  黒いスーツを着たエージェント
  • ピカッと光る記憶改ざん装置
  • 秘密基地のようなMIB本部
  • 特殊装備の付いた車
  • 銀色のピカピカ銃
  • etc

これらはもちろん、全てエージェントが所属している秘密組織MIBからの支給品になりますよね。

しかし、これらが全て税金で賄われていたと考えた場合、制服はスーツじゃなくてつなぎでいいですし、MIB本部はもっとボロくてもいい、社用車はベンツ(MIB2)とかレクサス(MIB インターナショナル)じゃなくてもいいと思うのは私だけでしょうか?

どっかの知事みたいに山道を走るわけでもないですし...

一番じゃなくてもいいわけですし...

何より秘密組織とはいえ、税金でそんな贅沢をすれば黙っていない議員も出てくるのではないでしょうか?

ということで、今回の疑問は、

今回の疑問
「メン・イン・ブラック」組織の運営費はどこから出てるの?

について検証していきたいと思います。

MIBは民間組織だった...

まずは、MIBがどういった組織か調べてみると...

「地球上で生活しているエイリアンが犯罪や侵略行為を行わないように監視し、彼らの存在を隠蔽することを目的としている組織」だそうです。

宇宙人版の警察&スパイというところですね。

とりあえずお金がかかりそう...

次に、運営費を出どころを調べるため、映画を見直してみました。

一作目から見返して見るやいなや、すぐに見つかりました。

「メン・イン・ブラック」一作目で、エージェントJにMIBを本部案内するシーンです。

J「所属の行政省は?」

K「無所属だ

無所属!?

どうやら、MIBは民間組織のようです

そして、シーンをさらに見ていくと...

J「資金は?」

K「エイリアンから押収したものの特許料が収入源だ

特許!?

...

運営費の出どころはズバリ「特許」でした。

と答えはあっさりと見つかってしまいましたが、

せっかくなのでMIBの運営費がいくらぐらいなのか検証してみることにしました。

MIBの運営費とは一体いくら?

MIBが取得している特許で明らかになっているものは、

  • ベルクロ(日本版では、毛穴パックになっていました)
  • 電子レンジ
  • 脂肪吸引機...

となります。

しかし、特許期間は20年なので、どれも既に特許切れだと思われます。

では、特許が切れた発明品は収益化できないのでしょうか?

もしかすると、こんなやり取りがなされていたのかもしれません。

Z

Jよ、MIBで持っている特許がもうすぐ切れちまうぞ
よし!ニューラライザーで記憶を消しちまうか

K

Z

もっといい方法がある。特許期間中に独占企業になっちまうのさ。
独占禁止法にひっかかるんじゃないのか

K

Z

ライバル企業もMIBの傘下にしちまうのさ

みたいな感じ笑

要するに、特許期間中にMIBの息がかかった企業となり、特許が切れた後も製品を製造することで利益を挙げるということです。

ということで、仮定に仮定を重ねて、MIBの運営費を計算するということで、次のようなルールで計算してみました。

運営費計算のルール

  • 特許は切れていますが、その製品の製造をMIBが牛耳っている
  • 特許関連で得られた利益のすべてをMIBの運営費に回すことはできないので、利益の50%を運営費に回す
  • 他の特許は考えない

ベルクロ

ではまず、ベルクロから...

ベルクロとは、面ファスナーの製造会社と製品名のことで、日本ではマジックテープの名前で販売されています。

家の中を探してみると、必ず一つはマジックテープが使われているものが見つかるぐらい普及していますよね。

私も幼い頃、マジックテープのスニーカーを履いていたので、MIBの運営に貢献していたということになりますかね笑

ちなみに、ベルクロの世界市場規模は2022年に2401.5百万米ドル相当と推定されています。
Global Velcro Market Outlook To 2028

※市場規模とは、「特定の市場における、年間の商取引の総額(売上)」を指すらしいので、利益率を30%とすると、720.45百万ドルが利益だと考えられます。

電子レンジ

では、電子レンジはどうでしょうか。

電子レンジを製造している企業は数多くありますが、電子レンジのみを製造している会社は見つけられませんでした。

そこで、大手電機メーカーの中にMIB傘下の企業があると考えました。

さらに想像を膨らませ、宇宙の技術を使ったとすれば、アメリカ最大の電機メーカーになっていても不思議ではありません。

となると、MIB傘下の企業はアメリカ最大の電機メーカーのゼネラルエレクトリック(GE)に違いありません。

きっと社長は宇宙人です笑

ちなみに、GEの2021年の営業利益は6107百万ドルでした。
日経ゼネラル・エレクトリック業務・財務情報

脂肪吸引器

最後に脂肪吸引器。

確かに「脂肪は邪魔だな~、よしストローみたいなやつで吸ってしまおう」みたいな発想は凡人ではなかなかできません。

冗談はさておき、話を本筋に戻すと、世界の脂肪吸引器の市場規模は2020年で85億米ドルでした。
市場調査レポート(脂肪吸引器)

しかし、様々な会社が様々なタイプの脂肪吸引器を製造しているため、MIBの息がかかっていそうな企業?を見つけることができませんでした。

ですので、市場規模の30%が利益と考えた場合、25.5億ドルが利益だと考えました。

運営費の総額は?

結局、MIBの運営費はいくらになるのでしょうか?

ベルクロ・電子レンジ・脂肪吸引器のそれぞれの利益からMIBへの上納金を計算してみると...

  • ベルクロ
    →720.45百万ドル(推定利益) × 50% = 360.2百万ドル = 3億6020万ドル
  • 電子レンジ
    →6107百万ドル(営業利益) × 50% = 3054百万ドル = 30億5400万ドル
  • 脂肪吸引器
    →25.5億ドル(推定利益) × 50% = 12億7500万ドル

これらを合計すると...

468920万ドル!!それも毎年!!

まぁ正直、こういった組織では、多いのか少ないのか全くわからん!笑

例えると、「メン・イン・ブラック」に登場した『レクサス RC F』(約1000万〜1500万)だと、約46万8920台(1ドル=150円)。

もちろん、空を飛ぶ改造費はかかっていないので、もっと高くなると思いますが、秘密組織ですし、レクサス1台くらい全然いいのかも...

総括

いかがだったでしょうか。

こういった洒落の効いた小ネタは、筆者の大好物で、ついつい調べてみたくなりますが、正直なところこういった計算は全く分からなかったので適当にやってみました笑

おしまい

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