この記事について
- この記事は、私が気になった疑問を調べてみる記事です。
みなさん、こんにちは。
最近、私は一本の映画を観ました。
その映画は、『グランドブダペストホテル』。
彼の銅像の前で、一人の女性が彼の本を読み始めるところから物語は始まります。
彼曰くは、すべての物語にはモデルがあると...
そこから、若き日の作家がグランドブタペストホテルで一人の老人と夕食を共に、老人の思い出話を聞き始めます。
その老人の名は、ゼロ・ムスタファ。
彼は、ズブロフカ共和国一の大富豪でした。
かくいうホテルも彼の持ち物で、なんと彼は、グランドブダペストホテルでロビーボーイをしていたのです。
ロビーボーイの彼が、グランドブダペストホテルのカリスマコンシェルジュのグスタフとの出会い、大富豪になるまでの数奇な人生を描いています。
まるで動く絵本を見ているような建物や景色、展開の早いストーリーで見ていて全く飽きませんでした。
結局、1週間に3回も見てしまい、映画の世界にどっぷりハマってしまい...
ふと、気になることが出てきました。
- グランドブダペストホテルは本当にあるの?
- ロケ地はどこ?
- グスタヴが付けてる香水(l'air de panache)って本当に実在するの?
- アガサのメンドルケーキはどこかで食べられないの?
そこで、この4つの疑問について調べてみることにしました。
グランドブダペストホテルは本当にあるの?
答えは、NO!
まず、映画の舞台となっているグランドブダペストホテル。
パステルカラーのかわいい配色で、本当にあったら泊まってみたかったのですが...
引用 グランド・ブダペスト・ホテル公式サイト
グランドブダペストホテルは、劇中の架空のホテルです。
監督のウェス・アンダーソンがヨーロッパ各地の様々なホテルの様式を参考に、空き家になったデパートを改装して作り上げました。
しかし、映画の人気もあり、トリップアドバイザー(ホテルのレビューサイト)では、グランドブダペストホテルのレビューページが作成されるという、遊び心あふれる取り組みがあります。
ぜひ、想像の宿泊体験を書いてみてはいかがでしょうか。
→ グランドブダペストホテルのレビューページ
そして、60年代の撮影が終わると、剥がして、30年代のセットへと移行したそうです。
引用 https://www.youtube.com/watch?v=1yB282EALPs
ロケ地はどこ?
グランドブダペストホテルと言われると、「ブダペスト」ってつくんですから、ハンガリーの首都ブダペストを思い浮かべますよね。思いますよね!
(私はハンガリーだと思っていました)
しかし、撮影地はなんとドイツのゲルリッツという街で撮影していました。
※劇中のホテルの場所があるズブロフカ共和国は実在していません
ちなみに、上記の地図中の『Kaufhaus Görlitz』は、グランドブダペストホテルを撮影したデパートになります。
デパートのHPでは、グランドブダペストホテルを撮影する前の空き家状態での360°のパノラマビューを見ることができます。
参考 デパートの360°のパノラマページ読み込みまでに少し時間がかかりますグスタヴが付けてる香水(l’air de panache)って本当に実在するの?
答えは、半分 YES!
グランドブダペストホテルのカリスマコンシェルジュ、グスタヴが付けている香水。
彼は、この香水を浴びるほどつけ、どこにいても(いなくなった後も)存在感を放っていました。
l'air de panacheは、映画の撮影時点では、架空の香水でした。
しかし、出演者と一部の人(限定発売:noseというメーカー)向けにl'air de panacheを作ったそうです。
引用 http://finercut.com/fragrance/nose-create-lair-de-panache-cologne-grand-budapest-hotel/
現在では、手に入れることはできませんが、
匂いは、ベルガモット・マンダリン・アンバー・青りんごの香気から構成されているそうです。
アガサのメンドルケーキはどこかで食べられないの?
答えは、NO!
ゼロの彼女であるアガサが働くパティスリーのケーキ。
それも着色料をこれでもかという具合にぶちこんだカラフルなケーキ。
正直、食べてみたい...
引用 https://www.youtube.com/watch?v=jvgLHdryA7o
韓国では、グランドブダペストホテルをモチーフにしたカフェがオープンしており、そこでメンドルケーキが食べられました。現在はもうありません...
つまり、メンドルケーキを食べるには自分で作るしかないのです(笑)。
YouTubeになんと、メンドルケーキの作り方が載っていました。
世界一オシャレな3分クッキングを御覧ください。
補足:マダムD役の女優はメイクで老婆を演じている
引用 https://www.youtube.com/watch?v=fV3a3Nq-viQ
マダムDを演じているのは、アカデミー賞受賞歴のあるティルダ・スウィントン。
実は、メイクで老婆になっていたのです。
実際の姿は、コチラです。
どエライ!べっぴんさんでした(笑)。
さらに驚くのが、グランドブダペストホテル撮影時(上記の画像のとき)の年齢が、なんと54歳なんです!
実はこの映画、映画好きの方ならご存知かもしれませんが、出演者がオーシャンズ11並に超豪華なんです。
余談ですが、ウェス・アンダーソン監督の次回作『犬ヶ島』も面白かったです。
おしまい