【体験記】薬局で薬剤師アルバイトを始めて感じたこと

薬局で薬剤師アルバイトを始めて感じたこと

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皆さん、こんにちは。

自己紹介
私立大学の薬学部を卒業し、企業で働いた後、仕事を辞め、現在は大学院に通っています。

今年から、調剤薬局でバイトを始めて感じたことを書いてみます。

これから、薬局実習のある学生や今から薬局で働こうと思っている人の参考になればと思います。

給料が良かった!

専門職ということもあり、

条件が良かった

  • 未経験でも可
  • 週に一回でも可
  • 時給が¥2000を超える

といった良い条件で雇ってもらいました。

普通に飲食店でバイトするよりも、かなり好条件でした。

薬剤師業務の特徴

薬局実習もあまり真面目ではなかったことが災いしているのかもしれませんが、正直、私の薬局への印象は、患者さんレベルで「薬の説明をして渡すだけ」と思っていました。

ところが、実際の調剤室は地獄のようでした...

その1. 爪剥ぎの一包化地獄

初日にしたのは、永遠かと思える一包化でした。薬をPTPシートから出して入れるだけの話なのですが、「90日分、朝・昼・夕食後・就寝前」を続ける内に爪の肉が剥がれ血が滲んできました。私の親指は翌日には、ガサガサの硬い指になりました。

その2. 自縄自縛の薬歴地獄

薬局薬剤師として働くからには、投薬は必須になります(もちろん、教育係の先生が後ろで見守ってくれています)。しかし、投薬終了後、薬歴に話した内容や患者さんの様子を記録します。患者さんとのやり取りは、「私も薬剤師だったんだなぁ〜」と感じる部分ですが、投薬した分だけ薬歴の入力が増えていきます。自縄自縛とはまさにこのこと。

その3. 神経が衰弱する監査地獄

これが一番苦手でした。
調剤した薬の種類・数が間違っていないか、監査するのですが、徐々に集中力が途切れ、ミスが目立ちはじめ、自分で自分のことが嫌になってきます。

薬剤師業務は意外とキツかった!

一日目を終えた私が感じたのは、『薬局薬剤師業務はキツかった』でした。

普段、病院帰りの薬を受け取りに行くときは、調剤室で薬を用意して、処方箋を確認して、服薬指導するだけだと思っていました。しかし、実際は、諸々の確認をした上で、人に合わせた(患者さんの飲み合わせ、年齢、性別、アレルギー、運転の有無 etc)の注意事項の確認をし、薬の説明をしていました。確認することだらけで、頭がいっぱいでした。

終了後に、バイト先の薬剤師の先生が「薬剤師の仕事は、ミスを未然に防ぐこと。患者さんのコンプライアンスが良好になるよう、当たり前のことを当たり前にしてもらうことが仕事だから、患者さんの問題を新たに解決してあげることも少ないし、患者さんから感謝されることも少ないよ。なぁ〜この仕事めっちゃマゾやろ笑」と仰っていました。

まさにその通りだと感じました。

それでも、やりがいはある!

仕事内容は、精神的に疲れますが、やりがいは非常に感じています。

やはり、医療従事者の端くれでも、患者さんと接することは良い刺激になります。

大学で学んだ知識がすっかり抜けてしまっているので、もっと薬の知識があれば、もっと違った指導ができるのにと青本を再び読んでいる私でした。

おしまい

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