こんにちは。
大学院生のGorori(@gorori_zakki)です。
私が大学院生になって最初に苦労したのが、研究分野について勉強することでした。
ちなみに、研究分野は自分が選んだ分野なので、ある程度基礎知識があったわけなんです。
しかし、研究としてやっていくとなると、実験の進め方や解釈 etcが全く分かりませんでした。
最初は、関連しそうな論文をいろいろと読んでみたのですが、時間がかかるばかりで得られる知見が少なかったのです。
そんな時、先生から「Reviewを読んでみるといいよ」と言われました。
「Review?」
恥ずかしくも、私はReviewの存在を知らなかったのです。
そんなわけで、今回は
- Reviewとは?
- Reviewを読むメリット
- Reveiwを探す
について紹介します。
Review(レビュー)とは?
『Review』とは、簡単に言うと「まとめ」になります。
ある特定の分野での、現在の進捗状況(分かっていること・流れ)を要約したものです。
例えば、とある疾患モデルマウスに関するReviewでは、
- 古くからある確立された疾患モデルマウスの作成方法
- 新しく開発された疾患モデルマウスの作成方法&そのメリット
- それぞれの方法の特徴・問題点
といったことが参考文献(研究論文)とともに紹介されています。
つまり、特定分野のテーマに関する先行研究を集め、ストーリー立ててまとめることで、解明されていることとされていないことを明らかにしています。
つまり、その研究分野の動向を掴むことができます。
Reviewを読むメリット
研究論文では、その手法がなぜ採用されたかやその分野で現在までに分かっていることといった研究背景ははわざわざ説明してくれません。
Reviewでは、こういった実験手法の裏側を説明してくれることもあるので、その分野やテーマを俯瞰して捉える事が出来るため、Reviewを読んでから、研究論文を読むと理解が非常に楽になります。
Reviewを探す
Reviewを探す方法は、研究論文を探すのと同じです。
PubMedのReviewを探す
Web of ScienceでReviewを探す
他にも、Google Scholar やGoogle検索でも探すことができます(「検索したいワード + Review」と打ち込んで探してみてください)。
総括
大学生・大学院生に関わらず、
自分の研究分野が決まったら、必ずその分野に関わるReviewを読んでおきましょう。
その上で、論文を読み進めていくと、読むスピードがかなり変わります。
研究に対する知見が深まり、進め方が大きく変わってきますよ。
おしまい。