この記事について
- この記事は、私が気になった疑問を調べてみる記事です。
前回、こんな記事を書きました。
【気になる疑問】Sad Story (Out Of Luck)の撮影場所(ロケ地)ってどこ?それで、ずっとPVを見ていたのですが、
- 「このPVはどういう意味なんだろうか?」
と気になりました。
ということで、今回の疑問は、
を考えてみたいと思います。
歌詞(日本語訳あり)
まずは、歌詞を確認してみましょう。
クリックして内容を確認
A sad story, might find it boring
Lost his Mum to a drug named heroin
Father's gone, so Grandma's left with everything
Two grandkids and a daughter's coffin
I never really knew him when he was growing up
But I assumed that it was a little fucked
No parents for him to look up too
Just a brother whom I knew was a dodgy fuck
Shit, I used to think he was a dick
Tried too hard to fit
And never grow out of it
Now he don't talk too much, talk too much
He's probably given up, given up
I think he's had enough, had enough
Cause he ran out of luck, out of luck
Never left his home town
That's what probably did it
Never saw the other worlds
That he didn't want to go and get it
Occupied by fitting in where minds
A small west, small things
Make the small things feel so tall
Will he ever change?
Well apparently
He reapplied for college and was waiting for his grades
It wouldn't help his case
Oh, I couldn't ever say
Now he don't talk too much, talk too much
He's probably given up, given up
I think he's had enough, had enough
Cause he ran out of luck, out of luck
But wait my life's out, a night out
Brothers in town, some doubt
A few fights, now kicked out clubs, shit the suns up
One looks all it took for his girl to cuss at another
Dudes being dudes
They blow at the chest to impress these breasts
That'd just started this mess
They must protect the damsel in distress
So other girls man decides to clench his fists
And then he threw and missed
Brothers hit, as did his
Dropped him quick, then one kick to the head
Oh shit other man is dead
Now he don't talk too much, talk too much
He's probably given up, given up
I think he's had enough, had enough
Cause he ran out of luck, out of luck
And now he's locked away
21 years of age
How many lives will go to waste?
As far as graves
Until I see some fucking change
Oh, and I don't even know how
We can change it too!
I want another life
Now he don't talk too much, talk too much
He's probably given up, given up
I think he's had enough, had enough
Cause he ran out of luck, out of luck
悲しい話でつまんねぇと思うかもしれない
ヘロインという麻薬で母親を死んじまって
父親がいないから ばあちゃんが全部引き取ったんだ
孫二人と娘の棺桶
育ち盛りの彼は全然知らなかったんだ
でも、少しクソだなと思ったんだ
尊敬する親もいない
兄貴がただのドジっ子だっただけなのに
くそ、俺はあいつのことをクソだと思ってたんだ
生活に馴染もうと頑張ってただけだったんだ
そして、そこから抜け出せなくなったんだ
今となっては、彼はほとんど話さない。話さない。
たぶん諦めたんだろうな 諦めたんだろうな
あいつは十分に、十分に
運を使い果たしたからだ
故郷を離れたことがなくて
おそらくそのせいだ
他の世界を見たことがなくて
他の世界に行きたくも何かを手に入れたくもなくなったんだ
周りの意見に合わせることに夢中になって
ちっぽけな事をちっぽけにやって
でっけぇことをやったと感じているんだ
彼は変わるれるのか?
どうやら
大学に再出願して結果を待っていたけど
たぶんダメだろうな
そんなことは言えないけどな
今となっては、彼はほとんど話さない。話さない。
たぶん諦めたんだろうな 諦めたんだろうな
彼は十分に、十分に
運を使い果たしたからだ
まぁ、待てよ 俺の人生は終わってんだ、ある夜
ちょっとしたケンカして、クラブを追い出されて
太陽がのぼってんだ
他の女をチラッと見たら、ヤツの女がキレたんだ
男はそういうもんだから
いいところを見せるために、ケンカを始めやがったんだ
それが不幸の始まりだったんだ
男は窮地に陥った乙女を守るんもんだと
だから、ケンカする気満々だったんだ
ヤツは殴り掛かったが、
避けられたもんだから、他の奴らも殴ってきやがった
すぐに片づけて、
それから、頭に一発蹴りを入れたら...
なんてことだ、男が死んじまったんだ
今となっては、彼はほとんど話さない。話さない。
たぶん諦めたんだろうな 諦めたんだろうな
彼は十分に、十分に
運を使い果たしたからだ
そして今、あいつは捕まっちまったんだ
21歳でだ
こうやって何人が人生を棒にふるんだ?
墓の数とおんなじくらいだ
俺たちがなんでもいいから何かを変えない限り
ああ、どうやったらいいか俺にも分からないけど
俺たちも変われるんだ!
やり直したいんだ
今となっては、彼はほとんど話さない。話さない。
たぶん諦めたんだろうな 諦めたんだろうな
彼は十分に、十分に
運を使い果たしたからだ
歌詞の内容をまとめると...
- [verse1]:母親は麻薬で死亡、父親は元からいない、祖母に育てられた兄弟が生活に馴染むために努力するが、逆に抜け出せなくなる
- [verse2]:未来への希望を失い、毎日をただ生きているだけ。大学の合否の結果も多分ダメ
- [verse3]:女性のことでケンカになり、誤って相手を殺してしまう
- [verse4]:逮捕され、21歳の若さで刑務所に入った。このまま人生を棒に振りたくないと思い、自分は変われるんだという気持ちが芽生える
かなり『悲しいお話(=Sad Story)』ですね。
最後に、『俺たちも変われるんだ!』という歌詞が少しの救いになっています。
正直、歌詞とPVに関りが見えませんでした。
そこで、歌詞とPVは別物だという考えで仮説を立ててみました。
PVの登場人物について
仮説の紹介の前に登場人物を整理すると....
スケボー少女を中心として、
- じっーと見てくる謎の男
- フラフープを回している看護師さん
- 飛び蹴りしてくるテコンドー少女
- セクシーダンスしてたかと思うと追いかけてくるお姉さん
といった登場人物たちが徐々にスケボー少女を追い詰めていく流れですね。
追い詰めていく理由が、重要なポイントかと思います。
それにしても、なかなかパンチの強い登場人物ですね(笑)
仮説の紹介
仮説1:謎の男の空想説(わたしの仮説)
私の仮説としては...
という説です。
登場人物は、それぞれ何かを象徴している思いました。
登場人物の役割
- 謎の男:現実世界の主人公
- スケボー少女:空想世界の主人公
- 看護師さん:現実世界に引き戻そうとする者
- テコンドー少女:看護師さんが投与した薬
- セクシーお姉さん3人組:脳(自分が何者かという記憶)
→頭に包帯を巻いているのはそういうこと
そう思う理由としては...
- テコンドー少女がポラロイド写真を撮影(1:03)しても、姿が映らないのは現実世界ではないから
- 周りの人が見ていたのは、スケボーに乗っているからではなく、空想の世界における主人公だから
- セクシーお姉さん3人組(脳)に見つかり、敬礼(→脳だから司令を受け取るという意味かな?)してからスケボー少女への追跡が始まった
→つまり、彼女たちは監視役も兼ねている。
- 看護師さんは、薬を投与することで空想の世界から引き戻そうとしている
- テコンドー少女(=看護師さんが投与した薬)の飛び蹴りは薬の効果を表している
- それ以降、テコンドー少女が登場しないのは、薬として役割が終了したから
- セクシーお姉さんのセンター(=自分が何者かという記憶)がマスクを外したところから記憶が徐々に戻ってくる
→つまり、それは記憶が明らかになっているという意味 - それに合わせて、鏡に写った姿が謎の男になり、スケボー少女の服が、入院中の謎の男の服に変わっている
- 現実世界に戻ると、謎の男は身体が不自由で、病室で流れているビデオに自分を投影して、空想の世界に入っていた。
個人的な感想としては、見た人が好きなように解釈できるものなのかなぁと思っています。
仮説2:謎の男は空軍説(YouTubeコメント欄より)
私と同じようにこのPVの解釈について考えている方がいたのでご紹介します。
英語でのコメントだったので、誤訳があるかもしれません。
クリックして内容を確認
日本語訳(直訳)
- 男は空軍(敬礼する踊り子が揺れる)にいたが、事故(コーン・火球・包帯・病院)が原因で新しいものを覚えることができなくなってしまう(白紙のポラロイド写真)。過去の記憶(子どもたち)・知識(学生)・自分(兵士)が何者であったかは忘れてしまった(子供の笑顔から金歯が欠落している)が、彼が好きだったもの(街・人・金貨)や飛んでいる感覚(スケートボード)は覚えている。彼女がスケートボードの上で踊っていることで、彼女は実在しないということを表している。彼女の黒髪と黄色のシャツは彼の(指で動かす)スケートボードの色とマッチしている。彼女は彼の指のように踊っていた。彼女は転落は、彼が集中力を失い、逃げ出せなかったことを表している。彼の世界の全ての色と人生が消え去ってしまった。しかし、それは彼の記憶(学生)が戻ってきた後(キックの後)だった。私は彼が二度と飛べない現実に直面していると思うと...悲しすぎます。
登場人物の役割
- 謎の男:現実世界の主人公
- スケボー少女:スケボーの上で踊るということから空想の世界であるという象徴
- 看護師さん:主人公が怪我をしているという象徴
- テコンドー少女:過去の記憶
- セクシーお姉さん3人組:敬礼する踊り子→空軍が連想される
と解釈したそうです。
YouTubeのコメント
というコメントがついていました。
仮説3:謎の男とスケボー少女は兄妹説(YouTubeコメント欄より)
他にも、『歌詞とPVは関連している』というコメントもあり、次に紹介するような解釈がありました。
訳すのが面倒だったので、直訳のまま載せました。
その1
- ミュージックビデオは、親のいない二人の子供が成長していく様子を描いたものだと思います。帽子をかぶっている人がお兄さんで、スケートボードに乗っている女の子が妹です。彼は両親を失ったことに対処するのに苦労していました。彼らが死んだ後、彼は世捨て人になり、物事を把握しようとしているハードな人生を持っていた。(彼はまた、おそらく火事で彼の友人、野球を持っているもう一人の子供を失った。)最終的に少女は事故の現場、閉鎖されたクラブに到達します。彼女の兄が喧嘩になり、誤って頭を蹴って相手を殺してしまったのだ。彼女はイベントを追体験し、彼女は内部を見るように彼女の兄弟の反射を見ています。それは彼が持っていた幸せの唯一の平和、彼の妹のスケートボードを覚えている精神施設で彼女の弟にカットします。ミニスケートボードは、おそらく彼女からのmomentoであった可能性があります。
その2
- 人生に問題を抱えていた男は、彼の祖母と悪い兄を除いて家族がいないため、生きようとしたが、彼はそれをより良いものにすることができませんでした。そんなある日、クラブのどこかで何かが起こり、兄に頭を蹴られて倒れて半身不随になってしまう。そして、ロングボードに乗るシーンはすべて彼の夢だった。自由と幸せを手に入れて、好きなように動けて、好きなことができる夢。そして、彼は時折、自分の本当の半身不随の身体を思い出すように立っている自分に出会う。そして、ロングボードの女の子の頭をフライキックした女の子は、彼の弟です。
それは我々はまた、幻想の中で看護師を見ることができ、彼女は彼に指板を与える実際の生活の中で、この幸せな夢を彼に思い出させる最後のものである理由です。
その3
- 私が見たところでは(歌詞から推測して)、兄が町の外から来た時に弟と喧嘩をして、弟に頭を蹴られて半身不随になってしまった、女の子がスケートボードに乗っているのは、テレビの番組を見ていて、自分が自由になったと想像しているからだ、ということです。
歌詞の兄弟がPVの謎の男 or スケボー少女の兄という設定のようです。
確かに、そう考えるとPVと歌詞のつながり生まれますよね。
この曲のYouTubeのコメント欄は読みごたえがありました(笑)
さいごに
PVの舞台が韓国ということもあり、ついつい見始めましたが、こんなにハマるとは思いませんでした。
ちなみに、スケボー少女の踊るように乗り方は韓国人のコ・ヒョジョさんが火付け役となった乗り方で、YoutubeやInstagramで話題となっています。
おしまい